ブックレビュー
こちらは雑誌「ベースマガジン」に掲載されたベーシストのインタビュー集。予約してたのが発売になり本日届きました。雑誌掲載時に見たものもあるのですが、なんとインタビューを大幅に加筆・再編集で、写真も大きくなってます。さらに、関係者による証言も…
ここ数か月、月村了衛の小説ばかり読んでいます。きっかけは「半暮刻」という小説で、あるところで書評を見かけ興味を持って読んだらすごく面白く、その後もいくつか読んだ次第。 すぐにいくつか読めたのは理由があって、我が家の娘1号が結構なファンのよう…
とあるところで「イルミナティ」という単語を聞いたのですが私はそれを知らず。その場にいた30代、40代の方々はみんな知ってて、ある人などは「イルミナティ知らない奴なんているの?」ですって。 そういうことで、秘密結社の勉強をしようとこの本を入手しま…
先月TSUTAYAで使えるポイントが結構貯まってたので前から気になってた本を数冊買ってきました。そして今月は家庭の事情で長時間電車に乗る機会が何回もあったので読書がはかどること。 それで、最近読んだのは以下の三冊。 ◆潜入取材、全手法/横田増生◆飢餓…
今年も読書マウントの時期がやってまいりました。とはいえ、読んだ本は下記の通りで合計45冊。マウントとれるほどは読んでないですね。(再)と書いてあるのは再読の本ですが、前に読んだのをすっかり忘れているのもありました。 用もないのに/奥田英朗(再…
こちらの本を読みました。ご存じ寅さんこと渥美清さんのエッセイを含む内容です。目次は以下の通り。 第一部 エッセイ・ぼくのアフリカ・やっぱり男はつらいよ・映画らくがき帳 第二部 対談 ぼくと寅さん・近藤日出造:ちょっと“結婚恐怖症です”・吉行淳之介…
こちらはさだまさしが出した初めての本。発行が昭和51年3月なので私は小学校を卒業する頃。すぐ重版がかかったようで4月の段階では既に4刷になってます。 兄が買ってきたのですが私もすぐに読みました。兄はグレープのセイヤングを毎週録音してて私もそれを…
武田砂鉄の「紋切型社会」という本を読んでて色々ハッとさせられました。この本は「言葉で固まる現代を解きほぐす」という副題もついていて、様々な場面での言葉の使われ方についてをあれこれ掘り下げているものです。 その中で特に「語尾はコスプレである」…
タレント本を読むのが好きです。タレント本の定義がどのようなものかはおいといて、私としては自伝や自筆のエッセイ、評伝や評論、人物伝などを想定しています。そして、「タレント本」とは言えないのかもしれませんが、特定の音楽ジャンルや昭和歌謡につい…
半藤一利著「昭和史 1926-1945」読了。2回目ですが今回は結構気合を入れて読みました。前回の朝ドラ「ブギウギ」も今回の「虎に翼」も戦前から戦中を経る話だったので、どういう時代だったかちゃんと知っておきたくて。そもそもがこの辺りの歴史に弱いですし…
ふと「ゴールデンボーイ」の紹介を見て、「どんな話だったっけ?」と興味を持ったので早速読んでみました。「老人は、ナチの戦犯だったのでは? 少年と老人の機会な交流を描いた」紹介文でした。 なので、あらすじとしては「近所にいながらこれまで交流のな…
かの大ベストセラー「あのねのね 今だから愛される本」に、原田伸郎さんの「ぼくのすきなもの」として出ていたものです。この本を読んだ頃はまだ小学生だったので「ふ~ん」と思ってただけですが、今あらためて見るとなかなか味わい深いです。まずはご覧くだ…
BS12で「ゲゲゲの女房」の再放送見ておりますが、奥さんのエッセイが原作とはいえ、若い頃からいくら描いても注目されなかった水木先生の作品が週刊誌連載を経てテレビ番組になるサクセスストーリーの一面もあります。 ちょっと前には「悪魔くん」が実写ドラ…
ご存じ近田春夫の自伝で、前から興味があったのですが何しろ本体価格2800円というボリュームに怖気づいて手が出せずにいました。 が、先日ムッシュかまやつの自伝を読んだら面白くて「やはりミュージシャンの本は面白い!」と思ってこちらも入手しました。 …
奥田英朗の小説は大体読んでるつもりでしたが、これはノーチェックでした。2022年に出てたんですね。 オビの文字は ・同一犯か?模倣犯か? 十年前、渡良瀬川河川敷で相次いで発見された若い女性の死体。 そして今、未解決連続殺人事件の悪夢が再び幕を開け…
BS12で再放送中の朝ドラ「ゲゲゲの女房」を見ていたら、原作が読みたくなりました。どうやら10年くらい前に一度読んだらしいのですが、忘れてしまってました。そして今回読んでみたら「そういえばたしかに読んだ。」と思い出したのでした。 知らない人のため…
これはムッシュかまやつの自伝で、元々は2002年9月に単行本として発行され、2009年11月に文庫化にあたり加筆されたものです。そもそもは「南沙織がいたころ」という新書を読んだところ参考書籍としてこれが出ており、そういえば読んでないわと思い立って入手…
先日図書館から借りてきたのが大活字文庫というもの。別にこれを試したかったわけではなく「ゲゲゲの女房」を借りようと思ったらこのタイプしかなかったので。 中を開いてみるとこういう文字サイズの本で、普通の本よりメチャメチャ大きくなってます。(文字…
「南沙織がいたころ」は私の愛読書ですが、毎回読むたびに新たな発見があります。著者は芸能関係ではなく大学の社会学部教授で、シンシアの大ファンだった人。その人が当時の雑誌記事や関連書籍、ファンクラブの会報、近年の南沙織さんのインタビュー記事な…
水木しげる先生は若い頃に哲学書がやたら流行し宗教書も読み漁ったのだとか。それは時代のせいでもあって、戦争が始まったのであと2~3年すれば確実に死ぬと感じての本能的なものだったそうです。周囲の若者にもそういう空気が蔓延してたとか。ドキドキせず…
朝ドラ「ゲゲゲの女房」を見てて、水木しげるそのものにも興味を持ったので「昭和史」全8巻を読んでみようかと。 こちらは漫画ですが、昭和の事件と自分の生い立ちを綴ったもの。事件史についてはねずみ男がストーリーテラーとして登場したり、ねずみ男に自…
こちらは2010年に発行された本で、雑誌「月刊平凡」の伝説の編集者と言われた折笠光子についての人物伝。その人の通称が「ガサコ」なのですが、伝説と言われる割にはこの人の事はWikipediaにも項目が無いので私は知りませんでした。 これを読もうとしたキッ…
世の中には読書マウントなんていう言葉もあるそうですが、そういう意味でいうと私の場合はタレント本マウントかもしれません。何しろタレントとかバンドに関する本は大好きなので、今年は下記の通り40冊読んでますがそういう方面が約半分です。 まずは読んだ…
週刊文春の連載記事「ジュリーがいた」に、新たな取材と大幅な加筆をしたというもの。帯の言葉は「1960年代。音楽やファッションが革新を遂げ、サブカルチャーが花開き、大量消費の時代が始まる。その中心には必ず、彼がいた。バンドメンバー、マネージャー…
朝ドラ「ブギウギ」は東京編に入りました。ヒロインのスズ子が東京に行き、服部良一をモデルとする作曲家と出会い、いよいよ歌手として活躍する話になりそうです。ただ、物語は現在昭和13年。世の中が段々キナ臭くなるところですが、この頃の世間はどんな感…
これは新しい本でハルキ文庫から今年の8月に発売されたもの。タイトルだけ見るとなんのこっちゃわかりませんが、帯には「幕末海軍から見た佐幕派激闘史として出色のスケールを持つ傑作である。」ということで、主役はほぼ開陽丸。開陽丸が何かわからない人は…
今年7月に出た本ですがようやく読みました。考えてみれば、この人のインタビューとか過去を振り返る記事などは雑誌では見たことなかったかもしれません。とはいえ、特に水谷豊に関心があるわけではなく、タレント本が結構好きなのでつい買ってしまいました。…
「上を向いて歩こう」を読んだのが昨年11月で「黄昏のビギンの物語」は最近読みました。これは新書なので軽く読めます。そして、ようやく「美輪明宏とヨイトマケの唄」を読みました。これは結構なボリュームでした。 「上を向いて歩こう」は昨年レビューしま…
発売中の「昭和40年男」は、特集が「俺たちのお笑い黄金時代」。どういう感じかは、表紙の二人を見ればおわかりいただけるかと思います。興味ある記事が多すぎてまだ全部読めてませんが、私は凄く楽しんでます。 なにしろ今回インタビューで登場するのは以下…
1994年刊行の本で、紹介文によると「三島由紀夫から松任谷由実まで、'60年開店以来、きらめく才能が集う伝説のレストラン「キャンティ」。そのオーナーにして希有な国際人と言われた川添夫妻と客達の青春を描いたノンフィクション」というもの。 キャンティ…