
初めてギターを弾いたのは昭和49年の冬休みになった頃。兄がいとこからフォークギターを借りてきたのがきっかけでした。昭和49年というと1974年ですので、今年でギター歴51年になります。
その時は誰も教えてくれる人がいなかったので、昔バイオリンを習ったことがある母がチューニングだけはできたので、それをやってもらってとにかく適当に抱えて音を出したのが最初でした。
それで手元にあったのがこの明星の歌本。最初に出ていたのがガロの「学生街の喫茶店」だったので、まずDmを覚えましたが「変な音。おまけに指が痛い。」というのが率直な感想。その次にGmが出てきたのでこの曲は一瞬で挫折しました。
その後は4年半ほどフォークギターを弾いて、高校の合格祝いにエレキギターを買って貰いそのまま10年以上エレキのみ。1990年にエレアコを買ってまたアコギも弾くようになり、今は家にエレキギター5本、スチール弦のアコギが2本、ガットギターが2本、ギタレレが1本。これ以上増やす予定はありませんが、ちゃんとしたアコギは欲しいと思ってたりします。最初に買って貰ったエレキギターは今は手元にありませんが、ちゃんと置いとけばよかったと今も思います。アリアのレスポールでした。



ただ、就職してからは部屋にギターを置いてなかったこともあり、子供が小さいときはケースにしまったまま1年も触らなかったこともあって、かなりブランクは長いです。なので、人前で「ギター歴51年」とは口が裂けても言いません。
30年くらい前に飲み会で行った店にアコギが置いてあって、「誰か弾く?」と言われたけど、その時は全然弾いてなかった時期なのでどうしても手が出ませんでした。今なら聞かれる前に「弾いていいですか?」と行きますけど。
そういう場所でギターを渡された場合、私はアコギでソロギターを決めるなんてできないので、必然的に弾き語りになります。やるとしたら、甲斐バンドの「テレフォンノイローゼ」をやりたいですが、あれは掛け合いで歌ってくれる人がいないとダメなので、そこは「吟遊詩人の唄」か「バス通り」にします。これらは暗譜でフルコーラス行けます。
ただ、その辺は知ってる人がいなさそうなので、一般受けを狙うのだと「あの素晴らしい愛をもう一度」とか「岬めぐり」とか「シクラメンのかほり」とか。前に「何も見ないで弾き語りをできる曲はどれくらいあるだろう?」と数えてみたら、少なくとも1コーラスはできる曲が50曲以上ありました。
今もたいしてうまくはありませんが、50年以上ギターが好きでいられたことは本当に幸せだと思います。一人でギターを弾いてるだけで楽しいし、何時間か続けても飽きてやめることはありません。大体指か肘が痛くなってやめるので。
と、そういう事なので、来年の今頃はギター歴52年だという話をするものと。